(1)
ハイポトロコイド :
作詞/カタリ :
884_129
僕の孤独を食べてくれる生物を
この胃の中に飼っている
固化した嘘を串に刺して選ぼうと
人差し指を向けたくて
貫く意味を欲しがっても得られずに
まだ陽の下で立っている
無害な夢を待ちくたびれ忘れ果て
泣きたい時に泣けはしない
僕の心は雨の中で壊れている
次の理想は果ても無く
行方不明の肺の息をこさえても
宛が無いままその後ろ
僕の孤独を食べてくれる生物を
この胃の中に飼っている
孤高と名付け遊ぶ誰かは頷いて
消える瞬間僕に言う
「そして意識は声もなしに涸れ果てて
待てど暮らせどそのままで
それでも君は道を歩いていくんだろう
君らしいままその足で」