(1)
ハロー :
作詞/まらいあ :
795_211
君を連れ去る箱の 気配を未だどこかに
駅の前で待っている 右の手には手袋を
向こうからでっかくなる 君は大きなかばんを
背負うように持ちながら 僕の笑顔に応える
空いた君の右の手を 見つめていたら不思議と
小さい君の一歩に 合わせていたくなるんだ
この左の手のひらに 気づいたように差し出す
その小さなの手のひらに 僕はハローと笑った
かばんは少女の重圧に
「代わりに持つよ」と言ったのに
「二人のうちに慣れておく」なんて 悲しいことを言わないで
ちらつく姿は牡丹の様 二人を繋ぐ寒さかな
さよならの代わりに あの歌を
君が踏んできた足跡が 未来へ続いていくのなら
さよならの代わりに ハロー ハロー ハロー
寒空響いた汽笛の方 左の耳を傾けた
さよならの代わりの この音へ
君が進んでく足跡が 僕のと交わりますように
さよならの代わりに ハロー ハロー ハロー
ハロー ハロー ハロー