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愛憎と優しさのカフェオレ :
作詞/279 :
794_21
湯気から舞い躍る残像は 裁けた優しさを撒き散らす
悪い子は居ないと 極め付けた朝には
聖水が滲んだ 魔物へと替わった
時計を逆さまに見てみると 知らない少年が貌を出す
意味深な自由が 交差してく世の中
ぼやけてはハッキリ 映し出す庭園
そのどれもが幻と 誰かが知らんフリをしてからだ
この人生 志 容易く針が曲がれてしまった
あの美空が遠くへと 消えてく 既に無くなっちまった
いのりすらも届かない 幸せなんてもう要らないや
裸の王様のその後を 誰かが知っている訳も無く
次第と風化を 始めだしていくの
セーターを羽織った ウブな世界を抱く
そのどれもが幻と 誰かが言いがかりをつけていた
「この人生 狂いなし」 言葉が泡に弾けてしまった
あの時代が懐かしい けれども 既に無くなっちまった
可能ならばこの僕を はるか彼方に閉じ込めてくれ
あの美空が遠くへと 消えてく 既に無くなっちまった
いのりすらも届かない カフェオレなんてもう要らないや