(1)
ある雨の日。 :
作詞/726スレ52 :
726_52
「壊れたならまた直せばいい」正解の鐘は聞こえない
どうやら堂々巡りの最中に出逢えた二人みたいに
うわごとのように耳の奥では、今日は不幸だと自慢する声
お気に入りの傘をなくした、僕は意外と感傷的であり
着飾る意味も忘れてとうに濡れてしまった約束を
二人で仲良く壊してみたよ 大人になる前の日のこと
君は、僕の言葉の一つ理解できないような顔で
僕は、君の言葉の全部理解しきれないと笑うよ
――雨は降る。
あれから見掛けなくなった君を、僕は差ほど気にもせず
自転車のペダルを踏み込む足は強く、強く、強く――。
君は、僕の言葉の一つ理解できないような顔で
僕は、君の言葉の全部理解しきれないと笑うよ
透明な感情に色付いた季節とこんな雨の日には
不確かな答えでも構わない、君に逢いに行こう
――雨は降る。