(1)
傘隠し :
作詞/あとおとえ :
711_141
音出した 甘い記憶の底
誰もいないよ 情けない僕だけ
零れたら 涙吹き飛ぶ風
明日も同じく 後悔の海へと
漕ぎだした 舟の星屑なら
夜の中へと 捨てながら来たんだ
いつまでも 忘れられずにただ
覗き続ける 過去に行く扉を
鋭くて 言葉と同じだ
降り出した 妄想の雨足
傘の中 隠したあの日を
夜を歩いて 開いた
フラフラと音をたてた。
風が落ち葉を、撫でるように。
サラサラと夢が舞った。
傘をさしたら、いつの間にか。
全部舞い落ちて、一つも手に入らなかったよ。
全部防いだから、一つも手に入らなかったよ。
隠すのは 僕の泣き顔で