(1)
アサギ :
作詞/カリバネム :
376_25
瞬きするたび膨らんで 声をなくした午後の隅っこに
懐かしがりやな 手作りの歌を 黄昏に添えて置いてきた
温い風が吹く道端で 安く売り飛ばされた甘い水に
絡まりながら柄にも無く 夢のドラムに耳をすませた
小指の熱に溶けて 空が綺麗に照れたら
溶けた舌先を繋げて渡そう
虹の花を 君の分まで
目に焼き付けたら 時間が弾け飛んだ
転げ合ってく 忙しないリズムで
揺れてく 枯れてく 夏の浅葱を見ていた
夜を出抜いて絡まりあう 洒落たなりの飴玉を差し置いて
月を騙して輝かせた ちょっと気障な音を立てるツインギター
かわりばんこに撫でて 明日を呼び寄せながら
拒まれた訳を もう一度探そう
虹の花を 君の分まで
目に焼き付けたら 時間が弾け飛んだ
本当は知ってた ビールの方がよかった
誰にも知れない 秘密の言葉 教えて
虹の花を 君の分まで
目に焼き付けたら 時間が弾け飛んだ
転げ合ってく 忙しないリズムで
揺れてく 枯れてく 夏の浅葱を見ていた