(1)
三弦の夢 :
作詞/無楽 :
357_155
古の都 今の街角
響けるモノの違いを探す
千年の前 万年の後
明かりの下で季節を歌い
弾く弦の音を比べる
今も昔も変わらぬことは
モノの哀れを詠う浅はか
移ろうことの悲しさ奏で
老いたおかしさ言葉に綴る
今は昔の弦の上 響き伝わる一本の糸
誰かがはじいた昔に乗せて 今を語る路上の人の
歌に音色は幾年の後 遠い昔となるのでしょう
月に詠わず 華すら愛でず
満月の夜にも明かりをともす
その下で奏で音に詠うは
身の枯れゆくを花にと例え
涙を誘う偽りの声