(1)
八重桜 :
作詞/マルミユ :
319_73
八重が咲く ああ八重が咲く
甘い思い出忘れぬように
八重が咲く ああ八重が咲く
あの子の背中が遠ざかる
わたし少し期待していた 今年もまた明るい声で わたしを呼んで微笑むはずと
あの子去年と変わらぬ声で わたしを呼んで微笑み去った 僅かに伸びた背丈の苦さ
いつかは巣立つべき時が来る 愛したあの子の背中 きらり眩しく光を編んだ
踏まれ行くさだめと知りながら 咲いて咲き行く八重桜 わたしの声は桜に消えた
八重が散る ああ八重が散る
伸ばした指は光に絡み
八重が散る ああ八重が散る
歩むあなたの幸願う