(1)
ノクターン :
作詞/カリバネム :
295_408
二人の糸くずを狙ってる 数え切れないからくりを抜けた
破けた決まりごとを積み上げて 南向きの窓から顔を出す
弾けそうな声で呼んでいた 正しい地図が僕らを映し出す
誰かが火を点けた風上で 焼けた風が 世界を隠していた
煤けた屋根 住み着いて 壁越しに魔法を使う
窓辺のルーク 落書の約束を踏み越えて
君は何も知りたくない 睨み付けて今 走り出した
もう 夜を越えてゆく 何を見つけて 君を悲しめばいいのだろう
薄汚い線路を駆けてゆく ソーダの瓶で足音を消した
立ち止まった場所を追い越して 君の背中 一人で流れていく
人気の無い街道沿いに 透けてゆく街路樹と
ポケットのキーナイフ 試されて 僕を殴りつける
誰も朝に望まれない 拾い集めても夢に見えない
もう 夜を越えてゆく それがつまりは 君を連れてゆく闇の魔獣
君は何も知りたくない 睨み付けて今 走り出した
もう 夜を越えてゆく 何を見つけて 君を悲しめば
誰も朝に望まれない 拾い集めても夢に見えない
夜を 夜を 越えてゆく それがつまりは 君を連れてゆく闇の魔獣