(1)
ある塔の話 :
作詞/マルミユ :
88_112
降りていく降りていく まわるまわる螺旋階段
真っ赤なドレス揺らし 少女は檻の方角へ向かう
(何故彼女は檻へ向かう?)(何故彼女は階段を降りる?)
ああそれは重すぎる罪のせい まわるまわる螺旋階段
堕ちていく堕ちていく まわるまわる螺旋階段
漆黒の靴を鳴らし 少女は檻の方角へ向かう
(何故彼女は檻へ向かう?)(何故彼女は階段を降りる?)
ああそれは身を焼くような罪の償い まわるまわる螺旋階段
(螺旋階段いつまで続く?)(どこまで降りれば檻に着く?)
ああそれは終わらない螺旋階段 檻の中で檻へ向かう
足がちぎれ身が滅びようとも 先の見えぬ螺旋階段
真っ赤なドレス翻し 漆黒の靴を鳴らし続ける少女がひとり
錆付いた足場が崩れても まわり続ける螺旋階段
いっそ渦に呑まれてしまえたなら 少女は願い続ける
(叶わない願い?)(適わない願い)
死の果てまで踊り続ければ良い まわるまわる螺旋階段
まわるまわるまわるまわるまわるまわる螺旋階段