(1)
いたい部屋 ：
作詞/ウェル ：
1063_93
手紙の鳩が 織り成す言葉 誰もいないが 言葉が響く
紐解いた紙 想いのつぶて 床を貫き 孤独紡いだ
『こんにちは 久しぶりだね 今度また 二人逢わないか？』
誰かに向けたはずなのに 誰にも届かないのは何故
細腕の中に 漂うアリア 時計の針だけ 時を刻むよ
気配すら無くし 彷徨うスピカ 受話器のコード 途切れたままで
伝書の鳩が 織り成す事は 何もなくても 届くのでしょう
紐解いた闇 重い身体が 床に寝ている 孤独紡いだ
『どうしてさ 何がいけない？ キミはまだ 生きれたはずだ』
貴女に向けたはずなのに 誰にも届かないのは何故
痩躯の身体に 籠ったシェアト 電話のベルが 景色を裂いた
横たわり続け 孤独の空気 迎えに来たよ ここにいたんだね
かじかむ瞳 君の横顔 いたいのいたいの飛んで行け
泣きそうな夢 拭う掌 27時に 逢いに行くから
僕が傍にいるから 決して忘れないから