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性感帯を乳首から右肩に移動させる装置を、あと少しで完成という時に持病のしゃくで死んだ博士の助手が、遺影を持ちながら博士の二番目の妻に未完成の装置を渡す受け取った妻は、無言で涙を流すそんなある晴れた昼下がりの日の歌 :
作詞/しめ鯖 :
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「初めまして」の一言もなしに 出会った私たちだけど
「さよなら」の言葉もなしに 君を失うとはおもわなかった
冷たくて無機質な機械は ただ君の悲しい訃報告げている
夜空にまたたくあの星は生まれて消えたら何処に行くの
あの無垢な仕草や笑顔は 何処に消えていくの
※
時がまた戻るのならば 君にしてあげたいことがあるんだけどな
君にまた会えるならば 伝えたい言葉があるんだ
今までほんと「ありがと」と
優しくてまっすぐな君だから 言えぬこともあっただろう
もう少しあなたの惑いに 耳を傾けてればよかったのに
冷たくて物言わぬ機械は ただ君の想いだけが残って
夜空にまたたくあの星が光を失って消えてった
あの寂しがりな背中を もう二度と見れない
時がまた戻るのならば 君にしてあげたいことがあるんだけどな
君をまた見れるのなら 声にして伝えたい言葉があるんだ
悲しみこらえ「またね」って
※
君のもとへ「さよなら」と