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海棠(かいどう)を愛でるエリザベト嬢 :
作詞/お茶っ葉煩悩ホモレックス :
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淡紅色が見下ろす麗しの乙女
端麗な昼下がりの眠りの始まり
キミがいつか夢で見た宮殿のドア
シノワズリの装飾の広間で踊る
睡(ねむ)れる嬢を春の風温和に抱いて
雷文細工のティーカップに花弁一片(ひとひら)
青花に彩られ午後の一時は流れて
海棠の花の下エリザベトは夢みる
しなやかに垂れる花は風に揺れて
日が落ちるより前の淡々とした目覚め
キミが白磁の廊下で落とした鍵は
白く細いキミの指にいつか戻る
睡れる嬢を春の風温和に抱いて
雷文細工のティーカップに花弁一片
青花に彩られ午後の一時は流れて
海棠の花の下エリザベトは夢みる