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またね、記憶の人 :
作詞/お茶っ葉煩悩ホモレックス :
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闇を穿つ白い月
雲と混じりくすんでゆく
それをも照らす町の光は心を奈落へと落とす
孤独を孤高と言い張って
瀟洒な独りを味わった
それはもう飽きてしまったから今度は二人寄り添って
昨日は今日の最高点
明日は今日の及第点
崩れた記憶から見つけたセピア色に滲む横顔
始まりなんて忘れてしまったけれど貴方の隣りにいれたこと
それさえ最後まで覚えれたら後のことは無くなっていいさ
いつか消える事実だけど確かにここで起きたこと
赤く小さな黎明の太陽
じきに靄を溶かしてゆく
それすらいらない甘い夢と温かい毛布があれば
今日は昨日の夢の話
明日からは過去の話
速すぎて落としてしまった記憶の中の貴方の言葉
いつ終わるのかさえ知らないけれど貴方の話を聞けたこと
そのことさえ最後まで覚えれたらずっと歩いていくよ
いつか消える命だけど確かにここにあった光
背伸びしても跳ねてみても届かず諦めた僕を肩車して取らせてくれた貴方
意外と大したものではなかったけれどそれでもあの頃の喜びは……
始まりなんて忘れてしまったけれど貴方の隣りにいれたこと
貴方が少しでも覚えてくれたらそれはとても嬉しい
いつ終わるのかさえ知らないけれど貴方の話を聞けたこと
そのことさえ最後まで覚えれたらずっと歩いていくよ
始まりなんて忘れてしまったけれど貴方の隣りにいれたこと
それさえ最後まで覚えれたら後のことは無くなっていいさ
いつか会える最後であっても確かにここでまた会える