(1)
望遠鏡を覗きこんだら :
作詞/しめ鯖 :
1008_88-89
冬の寒空にずっと見降ろされ 1人僕は立っていた
望遠鏡をかついで 君をよく見える位置についた
特に予定があったわけじゃない ただ近くで見てみてみたい
ふと唐突に思いついただけだった 君はそんな気をしらないでいるけど
星の名前なんて知らない ましてや星座なんてまったく知らない
だけどどれが綺麗かどれが煌めいてるか そんな単純なことだけははっきりわかっている
鏡から覗いたら 夜空は星が降るようで
夜なはずなのに目もくらむほど 眩しく輝いてた
空で高く歌う遠い銀河は 僕に遠い世界を予感させて
僕の知らないことがそこにはあった
いつからだろう雲がにじんで ぼやけた視界になった
近視になった僕には いつしか星が見えなくなった
輝いてた夜空を見渡しても 星降る夜ではなくて
僕は君の姿を探し求めてた 君はそんな気をしらないで ただ雲隠れを繰り返して僕を惑わす
星の名前なんて知らない ましてや星座なんてまったく知らない
だけどどれが綺麗かどれが煌めいてるか そんな単純なことだけははっきりわかっていたはずだったのに
鏡から覗いても またたく星はそこにはなくて
それなのにただ君を探すため 何時間も目をこらした
ひとりでに輝く君の姿を ずっと遥か遠くから見守るだけで
僕にはそれがただ精いっぱいだった
鏡から覗いたら 夜空は星が降るようで
夜なはずなのに目もくらむほど 眩しく輝いてた
空で高く歌う遠い銀河は 僕に遠い世界を予感させて
僕の知らないことがそこにはあった
鏡を覗いたら また見えるようになったら
前以上にとまでは言わないから せめて前と同じように……
鏡を覗いたら また見えるようになったら
そのときはまた望遠鏡をかついで 君をよく見える位置につきたい