(1)
弱い大人 ：
作詞/ゐそ ：
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打った打たないで 喧嘩した 君が遠ざかった 手を伸ばした 遠い 近い
言った言わないで 泣き喚く 君が慟哭した 手を弾いた 痛い 辛い
頬を赤く腫らした 確かに愛した物体X
距離の取り方を間違えたから もう戻らなきゃ
ああ、間違えた
顔の造り方を忘れた 僕の顔を縫い付けてよ 宝箱の鍵を掛けにゆこう
心の在り様の知らない 僕のハートを繕ってよ 宝箱の中身が逃げ出さないうちに
蹴った蹴らないで 逃走した 君が手を伸ばした 僕は逃げた 遠い 遠い
叱咤知らなかった 咽び泣く 君が包容する 僕は消えた 遅い 遅い
瞳赤く染めてた 確かに愛した物体X
速さの計り方間違えたから また緩めなきゃ
ああ、間違えた
言葉のかけ方を知らない 僕の喉を強く絞めてよ 宝箱の鍵を奪ってください
母の在り様のわからない 僕の腕を拘束してよ もうもう何も疵を生まない様に
君が疵にならないように
止まらないループの輪を 断ち切るのならば 君がいなければよかった
それがいいよ それがいいか いいかい？ いいわけないだろ
愛の伝え方に無知だった どうしようもないこの腕は 宝箱の鍵をひしゃげさせていた
母の在り様に無知だった どうしようもないこの愛は もうもう何も生み出さない様に
哀の押さえ方知らなかった 君以上に幼い心は 宝箱の色を忘れていたから
切の方法を思いついた 僕の最後の手段を どうか どうか 繋げないで きっと幸福に