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赤鳥と少年 ：
作詞/906スレ24-25 ：
906_24-25
赤鳥が死んだ 嫌われ者の鳥だった
笑いもしなけりゃ泣きもしない 汚い声で大声で 夜でも朝でも鳴くだけで
誰かに愛されるはずもなく 一人静かに消えてった
赤鳥が死んだ 寂しがり屋の鳥だった
「優しさの求め方がわからないの」 切ない声で大声で 不器用だけれど欲しがった
「愛してよう 愛してよう」 一人哀しく消えてった
変わり者の少年が 赤鳥の亡骸をみつけて
「ああ なんてことだ！ 美しい君が！」
彼は赤鳥に 恋してた
赤鳥が死んだ 美しい鳥だった
返りもしない愛を歌い続けて 苦しい声で大声で いつまでも待ち続けた
誰かに愛されるのを
そして少年は 陽のあたる綺麗な花壇に
思いを込めて亡骸を埋めた 涙声で大声で 赤鳥に愛を伝えながら
「どうして 思いに 気付いてくれなかったの？」
これは 愛されたかった赤鳥と 愛したかった少年の 物語