(1)
回想的未来観測 :
作詞/詩街 :
901_130<>901_132
揺らぐ喧騒 青方偏移は遅まって
螺旋綾なす日常は 終わりを知らず 続いてく
褪せた衝動 赤方偏移は速まって
所詮儚い思い出は 戻ることなく 遠ざかる
答えを探し 空を見上げた
この古錆びた望遠鏡じゃ 世界は嘲り 笑うだけ
掴みたかった星は 何処かに消えた
未来の僕に 期待しすぎて
たくさんあった星は 何処かに逃げた
お願いをする時間さえも 与えずに
君と出逢ったことが運命ならば
君と別れたことも運命なのか?
地球が生まれたことが必然ならば
僕が生まれたことも必然なのか?
答えを探し 空を見上げた
この古錆びた望遠鏡じゃ 未来はぼやけて 歪むだけ
繋ぎたかった星は 何処かに消えた
何をすべきか 分かっていたのに
繋いだはずの星は 何処かに逃げた
のらりくらりと生きていて いいのかい?
掴みたかった星は 何処かに消えた
それでも僕は まだ生きている
たくさんあった星は 何処かに逃げた
失うことを怖れずに ただ進め
この宇宙を造るのは 僕自身だろ?