(1)
狗と猫に溺れる ：
作詞/あとおとえ ：
898_61-62
闇天井
別人のように冴え 未完成のように振る舞う
壊れた樹に縋る手の跡
海底牢
血圧が音を立て 狂ったかのように上昇
綺麗な深海の雪原
溺れるなら魚
見るも悲惨で笑えるような水面下
戯れて勝ち誇る
追い詰めて叩かれてゆく箱の中
嗅ぎつけて勝ち誇る
追い詰めて叩いてゆく箱の外
あちらこちらで上がる火の手
カンカンと鳴り止まぬサイレンと野次の海
尽きたらば消滅
拡散する号令 機能の停止
スクラップになる
溺れたくはないが
見るも悲惨で笑えるような状況だ
戯れて咲き誇る
追い詰めて叩かれてゆく箱の中
嗅ぎつけて咲き誇る
追い詰めて叩いてゆく箱の中
戯れは終わりへと
最速で突っ走ては風まかせ
嗅ぎつけて終わりへと
何処へゆく？ ここで裂かす 紛れなく
あちらこちらで上がる非の手
ザラザラと降り止まぬ雨粒と光る箱
魅せる箱 叫ぶ箱
溺れてやがる 狗と猫に