(1)
NEET :
作詞/ゐそ :
842_446
(N二次元の健気な女の子に恋したけど彼女は俺のものじゃなくて
E液晶画面のむこうの冴えない運動神経もない向上心もない平凡なしかし
Eエロに関する欲求だけやたらと強い男(主人公)の彼女であってつまり僕は
Tただリア充の恋愛日記を見せられていただけだったんだというエロゲ卒業の歌)
仰ぐ団扇に泳ぐ赤い金魚 ひらひらと風を愛でて優雅に踊る
他がためにある君に甘い蜜を たゆたう黄金(こがね)の筋、水に消えた
そよぐ風に遊ばれ巡る願掛け いつしか強さに負けて地面に墜ちた
細長い短冊に連なる名に 本当の名が重なり隠れ言葉は迷子
あの空に高く高くあがる花火のように
心の花も共に爆ぜて燃え尽きてしまえ
刹那的な終わりに今は強く焦がれる
もう二度と芽生えぬように種子も灰に還そう
転ぶ子どもの頬を撫ぜる白魚 すらりと赤さ残して咲いた破顔
君がためある人に苦い毒を ひろがる黒い筋水に流され
くゆる煙をくぐり戻る過去へ 煌々と突き刺さる光に目覚め
頼りない蜜の糸群がる蟻の 蜘蛛に食われる様誰かと似てる
あの海に深く深く沈む船のように
心の帆も共に濡れて破れてしまえ
自業といえる終わりを今はまだかと待っている
もう二度と芽生えぬように欲も水に溶かそう