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虚飾色レイリー :
作詞/規制用6スレ457 :
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僕はこの曖昧な雨空に傘を広げて
街灯の下で待ちぼうけな君を笑ってた
気付けば雨なんてとうに止んでいたのに
気付かない僕はひとり君を指差して
夕日が町も空も色鮮やかに殺すとき
僕は逆手にナイフを 虚勢張るのは得意なんだ
おんぼろな僕たちの錆固まった部品を
指さし君は微笑む 心なのねと言いたげに
思い出の幾つかに居もしない君を浮かべて
でも君の手の温もりは知らないからと笑った
僕は喉を焼いて君の気持ち知ろうとした
浅はかな劣情だねと途端に聞こえた
僕は君の首を強く強く締め付けてた
ひとつが叶うたびにひとつを亡くしたくて
小指だけ残して折り畳んだ手のひらに
絡む指などないこと もう今に気付くんだろう
背中越しに呟いて君の返事待っている
飲み込んだ感情は吐き出す場所を忘れてる
ガラス越しの夕日は綺麗な赤に染まってた
窓を開ける仕草があと一秒早ければ
倒れた写真立て 倒した指を噛んでみる
君は僕を指差して何を言おうとしたんだろう