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ゲロと野次馬 ：
作詞/三浦まん子 ：
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田部はひどく多弁でいい加減
嘘をつかなかった日はない１６ヵ年
見栄を防具に転げ落ちる斜面
臆病者が作リ出した醜い仮面
湯浅は誰とでも寝るビッチって噂
二度の中絶も許した神の慈悲深さ
貞操を質に入れ手にするプラダ
裸にしちまえばただの貪欲なブタさ
安部は喧嘩っ早ぇし目を合わせるとやべぇ
のさばっていられるのは腕力のおかげ
弱者は泣き寝入りで隠れる木蔭
まるで尻尾を切って逃げ出すトカゲ
堤は普通に耐えてる苦痛に
毎朝入ってるんだ 画鋲が靴に
誰もが気づいてる ヤツの鬱に
賭けるぜ、卒業写真のひでえ写り
カビ臭え放課後 ２年６組
こだまする野球部の声が 遠くに
ゲロの染み込んだあの臭えモップに
陽は当たる事なく沈んだ とっくに
社会科担当は今年も坂井か
覇気のない声をかき消す 生徒の笑いが
授業妨害 学級崩壊
気持ちは解るぜ 若禿げは辛いな
それから室井は際立って腹黒い
ニヒルぶったニヤケ面がヤケにグロい
群れを成し権力に媚びるキツネの集い
一体何がそんなにおもしろい？
宮本の胸元は欲情の源
金持ちで清楚なマドンナは近頃
実は万引きの常習犯バレたこそ泥
やさしいパパとは近親相姦でドロドロ
あいつの話しをしてなかったな
以前は名前すら知らなかったが
ポプラに吊るした長い麻縄
５月の７日 新川は死んだわ
カビ臭え放課後 ２年６組
こだまする野球部の声が 遠くに
血の染み込んだあの臭えモップに
陽は当たる事なく沈んだ とっくに