(1)
願い :
作詞/タイムラム :
813_129
果実の味と人の肌が
忘れられずに街を訪ね
扉の前にひざまずけば
群がる蛾の飛び散りゆくは
きっと今
明かりが消えたのだろう
水をくれ 入れてくれ
転がった瓶の中 最後まで
一滴まで 願ってる
耳を刺す風の中 此処に立つ
僕はただ
温もりが欲しかったのに
塞がった耳からは
何も聞こえやしない 声さえも
夢さえも 花さえも
この目で見えやしない 開かなくて
生きたいと願うから
憂いがあるのだろう 人もまた
捨てるもの 拾うもの
選ばれなくともいい 目を閉じた