(1)
♠A :
作詞/ゐそ :
811_270
集めたひまわりの種子はただ静かに瓶の中で
芽吹かずに眠っている 母親の顔も知らないまま
あの日埋めたカプセルを掘り返すこともしないで
ただ時を越え続ける 夜は朝を知らないまま
カラの席で待ち続ける 咲くくれないが散っても尚
さかさにまわらない時計 正しく秒針は空回り
去年とった写真に写る影 借りたきりの6円
プレゼントの青いマフラー 今巻いて空を飛ぶ
スピード不足暗転転倒 天へと向かうための駆け足
何度も何度も踏み切ろうとする 二者を別つためのライン
感傷不足暴走鎮圧 諦めるための涙ガス欠
逆さま不格好な世界の中 望まずに癒されていく ああああ
藍色の鏡の中微笑む顔 生を叫ぶ裏返しの心
ドット世界泳ぐ示す指 置き去りのラブレター
記憶の中依存した影に 気付かずナイフ刺していた
縋る腕気付かずに 不運だけを信じていた
スピード加速交点転換 地面へ走るための駆け足
ぶつかる雲達が降らせてく雨 誰のせい?私のせいだ
崩れ溶けていく背面の道 もうその道に逃げられないんだ
逆さまで不格好な世界でも 愛したいと思えたんだ ああああ