(1)
炊飯器 :
作詞/('A`)モヲトコ :
810_442-443
空気のこもる 開け放たれた部屋
傷ついたフローリング
もうここには帰って来ない
運びだした夢の跡なのに
置き去りにした痕を惜しむ
まだ動いてしまう炊飯器
あの頃のようには動かせないから
閉じかかった ドアの縁にもたれては
目をつぶって終わりを待ってる
軋むドアをいつものように閉じたなら
思い出ごと閉じれるのかな
荷物を消した 研ぎ澄まされた音
階段はコンクリート
もうここまで上ってこない
過ぎたことが夢のようだから
終わりの場所を探している
もう少しで闇が消していく
幸せも痛みも消されていくから
閉じかかった ドアのノブを掴んでは
手を回して終わりが近づく
軋むドアをいつものように閉じたなら
思い出ごと閉じれるのかな
軋む音が 耳の奥で響いては
鍵を閉めて空気を吸い込む
軋むドアのいつもの音が消えたなら
思い出ごと忘れるのかな