(1)
ホール :
作詞/ゐそ :
810_426
あまりにも遠く離れて立っている二人なのに 顔だって背けあっている二人なのに
遠くから見たら近くにいるように見える まるで米粒のようで向きだってわからない
こんなにも巨大な穴が胸に開いているのに 下から風の恐ろしい声がするのに
地球規模から見たのならただの蟻の巣 落とし穴の中に住んでるのは誰だというのか
世界のあちこちで穴が開いてもその落とし穴に気付かず素通り
こうして僕たちはいくつの穴の上を踏み付けて通って行ったのだろう
君と僕の間に巨大な穴が広がっていく セメントもないまま世界は虚ろになっていく
いつかその穴に二人は吸い込まれてしまうのだろう 距離も何もない世界で眠りにつこうか
世界は1で 僕は1で 君も1で
世界に飲まれて1+1+1は =1
君と僕の間の巨大な穴に落ちていって セメントがないのなら僕の想いで埋め立てる
いつしか落とし穴の傷痕の上で僕たち二人が 笑い合ってまた手を繋げるように
手を伸ばした