(1)
何せうぞ、くすんで ：
作詞/無楽 ：
810_289-290
一期の夢に次ぐ夢は
有象無象が呼応して
喜怒哀楽に和合して
ただ、一途に狂う誉
この一事が万事へ至り
この日を更に面白くと
前へ後ろへ惑わす音を
前へ前へと導く音を
僭越ながら奉る
春を春とせず 夏を夏とせず ただ一心を注ぐ
それが我だと 叫ぶ暇さえ 惜しんで悔んで
そんな貴方へ 個性と云う 花の嵐を
一会の夢のまた夢は
諸行無常と揮毫して
変化自在と行脚して
ただ、しとどに狂う雅
この千変が万化へ至り
この世を尚も面白くと
上へ下へと騒がす声を
上へ上へと率いる声を
微力ながら奉る
秋を秋とせず 冬を冬とせず ただ一心を紡ぐ
それが我よと くすむ暇さえ 惜しんで忘れて
そんな貴女へ 個性と云う 花の吹雪を
今日を今日とせず 今日を狂として この瞬間を遊ぶ
そんな感性が 在って然りと 叫んで騒いで
こんな我らに 人の夢と云う 花の盛りは
人の夢と云う 花の刹那は