(1)
青狸 :
作詞/ゐそ :
810_249
後頭部を殴りつけてくる乱暴な枕に 追い立てられるようにして飛び起きた朝
朝日はカーテンをも通り過ぎて、泣き虫な瞳を容赦なく突き刺している
ネガティブネガティブ妄想今日も疲れる朝がきた
叱りつけてくる凶暴な人格者恐れて 今日も耳を塞いで情けなく叫んだ
「俺のことはほっといて欲しいよ」 臆病弱虫と蔑む脳内会議の長
楽な選択肢に逃げようとして舌を噛んだ。 口内炎が痛い
誰かの叫ぶ声のない声に目を覚ましてスリッパ蹴り飛ばして
外の世界をまだ怖がってる真っ白なシューズに履き替えて
言葉の上を迷走して真実を探したいと思った
責められることを怖がって現実逃避していたんじゃ どこへでも進めないんだ
夢が醒めていく、雨の降り止まない世界の雲を八つ裂きにした
心が激しく波を立てて、性懲りもなく陸上を求めた
四方八方から、飛ぶ非難の声を受け止めていつか弾き飛ばす
君の隣に立てるようにまっすぐ立てるように強くなりたい
君の膝に泣きついている弱気な俺を蹴り飛ばしてバットを構えた
白いシューズを真っ黒にして靴底に開く傷痕の穴