(1)
プリンのうた ：
作詞/すう ：
797_44
昔あるところの スーパーの中で 貧乏学生が迷っていました
３つで百円のか １つで百円のか
実に下らないことですが 彼にとっては死活問題
幼女がやってきて 生クリームのを手にとり彼を嘲笑します
「どうだ、貴様には買えんだろう」
無言の挑発に 彼は震える拳を握りしめました
幼女は無邪気に 母親の元へ 甘えた声で プリンをねだります
しばらくして 戻ってくると 泣く泣く３つで百円のと取り替えました
男はその様子に胸をうたれ すかさず小銭と生クリームのを 手にとります
「ほら、どうぞ」 手渡してやると
幼女は涙ぐんで お礼を言いました
母親の元へ走る彼女を 笑顔で見送ると
結局彼は３つで百円のをカゴに入れ 店を出ました
夕日のなかで 彼はほくそ笑みます
「所詮は幼女 ちょろいもんだ」
そう 彼が手渡したのは そう 十円玉 ララ 十円玉～