(1)
ツユ知ラズ :
作詞/279 :
787_253
おぼろ月夜 君になりにて 空を黒く塗りつぶす
神秘的な影であおいで 辛い日々を隠そうと 撫でるるが
見えない 見えた やっぱり見えない
声が要らない わたくしを愛してはくれぬのか
おぼろ月夜 乱れ染めにし いろは坂に名をのこす
知らない人 こわくなかった 屏風越しに音がする 音がする
見えない 見えた やっぱり見えない
恥じらいだけが 嗚呼捨てられない
見えない 見えた やっぱり見えない
声が要らない わたくしを愛してはくれぬのか
世にも更けて 誰かの花が咲くといふのに
見えない 見えた やっぱり見えない
嗚呼 嗚呼