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白い朝顔 :
作詞/jas39 :
758_233
雪の白さに包まれて 冬を眠った花の種
春にやんわり芽を伸ばし 蔓を絡めて空を見た
明ける空 明星の瞬き ピアノが奏でた情景が
鐘を打つ 残響の中で 薄い花弁を震わせた
陽射しと共に広がって 宵の月には逢えなくて
伝える言葉失って 夜のしじまに溶けてゆく
夏の夜風が吹き抜ける 泣いた風鈴チリチリと
うだる暑さが残る街 想い掴めぬ夢灯篭
夕の空 宵星の溜息 たなびく雲が染まってく
明日を待つ 白い蕾には 淡い希望が眠ってた
熱い想いに誘われて 咲いた心は早すぎて
明日を何度も追いかけて 目覚めるたびにすり抜ける