(1)
セピア ：
作詞/ぜんまい式 ：
758_216
ねえ いろいろあったね 覚えているでしょう？
忘れたなんて言わないで悲しくなるから
手のひらの上 思い出すべて乗せようとしたんだ
でも無理なんだね すべてはすくえないんだ
思い出はいつも美しいなんて そんなのは嘘でした
美しくなくていいんだよ 心満たされていれば
ほら 忘れないでね 大事なものでしょう？
いらないなんて言わないで寂しくなるから
指の間流れ落ちていくのを 必死に止めようとした
でも駄目なんだね いつか消えてしまうんだ
いつの日かあの日の記憶は 風化してしまうのかな？
その塵（ちり）の一欠（ひとか）けらだけでも 僕の中に残りますか？
全て失くしたその後に 一体何が残るのだろう?
新しくはじめてくなんて都合のいいことできないよ
あの日の思い出たちが セピア色に溶けていく
いつか消えていくとしても 君に出会えて良かった