(1)
幸せを見つけるまで ：
作詞/722スレ328 ：
722_328
お前と歩く最後の散歩 変わらぬ町並みにいつもの笑顔が眩しい
無邪気な仕草ひとつひとつ 胸の奥に突き刺さっては虚しく消える
頃合いを探して話した 「ここに残って暮らしなさい 自分のために」と
全てを知っていたように お前は何も言わずただうつむいていた
溢れた涙が ぽつぽつと
頬を伝っては落ちていく
俺はかける言葉も見つからず 最後まで
納得できる答えも見つからず 家を去った
車に乗り込み駆けだした 止まったら永遠に進めなくなる気がした
ひたすら夜の道を駆けていった
たどり着いた新しい地で 何もかも違う景色に面影を探す
公園のベンチに座って 親に連られ子供がはしゃぐ姿を見る
自分勝手な痛みが疼く あの子のためだと自分にいい聞かせ気づく
真の幸せってなんだろう 心閉じられた日々に幸せはあるのか
誰が代わりに親になれる? ―あんな涙の先に幸せなんてないよ
太陽が落ちて雨が降る 家路へ急ぐその先に見覚えのある影
溢れた想いが ざーざーと
二人を優しく包み込む
俺はかける言葉も見つからず 抱き締めた
お前が幸せを見つけるまで そばにいる
強く手を引いて駆けだした これが絶対な答えだと確信していた
ひたすら未来へと駆けていった