(1)
約束の時間 :
作詞/あんまんまん :
711_112
午前零時 世間では明日が来るらしい
ただその瞬間が見たくて 何処か幼い僕らの好奇心だけが この夜を輝かせていた
どうやったら確実を求めれるのだろう 望遠鏡でも虫眼鏡でも見えないの
過去には戻れないと知ってても 机の引き出し覗き 期待してもいいですか
ふと疲れて見上げたのは 一際輝く星がいた夜空
それはあなたと見つけた星に とても似ていたんだ
魔法が解ける 午前零時でさよならだね
あの階段に響く足音は 砕けてガラスになっていたんだ
どうしても取り付けたかった約束 そんなの言えなかった
後悔ならしてやまない
あれやこれやと勘ぐっていたけど
淀んだ水たまりのさえない僕が 見つめてるのに気づいて
何となく笑ってみたら 少しだけ何かが動いた
ねぇ いつかの僕らの はしゃぐ声がこだましてるよ
確かに見たんだ――それは
あの日みたいに 両手を上に伸ばせば
雨上がりの風が僕を撫でるから
まだ少しだけ机の引き出しに期待
黄昏て見上げた空は快晴
いつの間にか明日は来ていたみたい