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ゼラニウム（今日がもう一度来たらいいのに） ：
作詞/ぼっちうた ：
699_116<>699_117<>699_118
玄関に靴を放り出して 僕は部屋に飛び込んだ
白のパレット赤絵の具 漫画をどけて画用紙を置こう
5限目の美術の時間に もたつく僕のカンバス覗き
「きれいね」って言ったあの子のために
黒髪流れるあの子のために
今日がもう一度来たらいいのに
でもきっとそうはならないから
真っ赤なゼラニウムを描こう
あの子のために 赤が散るように
夕日が差し込む片隅で あの子の背中を眺めてる
黒い髪が夕方に燃えて 赤くまぶしく光ってる
靴箱の前でもういちど 髪を赤く燃やした君の
「また明日」って言った振り向きに
僕は部屋の花を思い出す
今日がもう一度来たらいいのに
でもきっとそうはならないから
真っ赤なゼラニウムを描こう
あの子のために 流れるような
あの日から一週間 カンバスの絵も部屋の絵も
僕にしては進んだよ
5限目夕方赤日（あかひ）が射した
髪をかく手に指輪が光る
流行りの恋人とのペアリング
今日が消え去ってしまえばいいのに
でもそれはできそうにないから
ゼラニウムそれは「決心」の花
僕のために 描き続けよう
今日は二度とぬぐい去れないから
僕はただ迷い続ける
ゼラニウムそれは「決心」の花
僕のために 咲く日を待とう