(1)
懐古 :
作詞/ものぐさ大臣 :
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よくあることさ たとえばね
小石を蹴って 帰った道
昔のことさ 誰だって
影だけ踏んで 歩いた道
ガラスは擦れて 景色さえ
見せること やめてしまった
明かりは消えて 色さえも
つけること 終えてしまった
1メガバイトの 思い出なんて
残す理由が 無いとしても
1キロバイトの 言葉一つで
残す理由に なるのならば
聞くことあるさ たとえばね
友達連れて 帰った道
少しのことさ 馬鹿だって
言い合いながら 歩いた道
子供は消えて 大人だけ
見えている この視界だって
昔に戻る 夢さえも
諦めて 捨ててしまった
プラスチックみたいに ヒビが入って
白くなってしまった 記憶の欠片を
1メガバイトの 記憶だって
残す理由も 見えないけど
1キロバイトの 文字だけでも
残す理由に なれるはずさ
1メガバイトの 記憶だって
集めてみれば 大きくなって
1ギガバイトの 思い出になり
残す理由が 見えるはずさ