(1)
鬼の桜 :
作詞/無楽 :
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声はすれども姿は見えず
在りし日の面影が哭く
月に群雲 かけたる風の
流れと聞いて 風流と泣く
嗚呼 いつを夢に見る 春の 秋の あの陽の下に
嗚呼 誰のひざまくら 頬に 映る あの温もりに
花に嵐のたとえの中に
誠の綺麗が 座し手招く
好いた水仙 好かれた柳
哀れなりける 次第なり
嗚呼 今日という興が 針の 音の 陰にと消えて
嗚呼 千年を生きる 貴女 騒ぐ 薄紅の宵
嗚呼 独り楽しけり 嗚呼 落ちる雫とは
嗚呼 酒か涙かと 嗚呼 今はまだしらず
嗚呼