(1)
少女の英雄 :
作詞/Ark:C :
635_31
「私は忘れない」
(それは、何処にでもある風景
忘れられた記憶 語られざる歴史
偽られた、何処にでもある少女の物語)
「私は忘れない」
細い小さなこの手のひらでは
護れるものは幾ばくもなく
遥か空の向こうのあなたは
今頃黄泉の路(みち)を辿るかしら
白く惨(むご)い羽根を広げ
消えぬ炎を大地へと降らす
使徒を騙る悪は英雄へと変わる
「私は忘れない」
震える喉を掻き斬る爪は
私の首を締めあげた後で
祈りを捧げる指へと変えて。
いつかまた会えるなら
さよならはいらない
「私は決して忘れない。
忘れない限り、あなたが“いき”続けるのなら」
(それは、何処にでもある風景
忘れられた記憶 語られざる歴史
偽られた、何処にでもある少女の物語)
「私は忘れない」