(1)
喪失 :
作詞/G屋 :
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手のひらに落ちる白濁色の液を握り込んで
この瞬間の震えをぐっと押さえ込んだ自分に笑った
強い力の前ではこんなにも無力だとわからせるために
夜に輝く金の眼が ちっぽけな人間に与えた×××××
ママのパパはママと戯れて 部屋からナニを響かせる?
出される食べ物はママが食べられた代償
いつか自分もそうなるんだろう 漠然と考えた未来には水音しか聞こえなくて
何もナニも考えたくなくなった時は 足の裏に痛みを感じる
キラキラと光るネオンの中をまるで主人公のように闊歩し
髪をほどいて空を仰ぐとポッカリと浮かぶ金の眼が悪い子供を捜していた
見つからないよう息を殺したら 周りの何処にも酸素が無いと気付く
"あの夜ナニも聞かなければ"
"あの夜ナニも感じなければ"
"あの夜ナニも思わなければ"
パパに叱られなかったのか
そして私はママのように あの未来予想の通り
水音の中で 濁った色に変化していく自分を見つめた
手のひらに落ちる白濁色の液を握り込んで
この瞬間の震えをぐっと押さえ込んだ自分に笑った
強い力の前ではこんなにも無力だとわからせるために
夜に輝く金の眼が ちっぽけな人間に与えた×××××