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水槽41 :
作詞/628スレ291 :
628_291
指折り数えればどれだけの無意味な日々にも逃げ道はあり
今水槽の中で溺れてくサカナを救う手立てもあったはずだ
傍観決め込み唇を噛む だけど微かに漏れる片笑み
誰かの罪を背負うだけなら、僕の痛みは帳消しになるの
飾り気のない鱗は剥がれる 着飾る理由は不透明なまま
安息とただ充実な窓 欠落とただ不変な籠
思い通り君を助けよう 君は「助けて」と言わないけれど
誰かの不幸を願い願って誰かの幸福の糧となって
自分だけの檻に閉じこもっていつもにやける朧気な僕
手を差し出した掬い上げようと でも裏腹に噛み千切られる
観察記録書くだけの日々 スポイト越しに洗脳の日々
水槽で溺れる君を 僕はいまだ救えないまま
安息とただ充実な窓 欠落とただ不変な籠
思い通り君を助けよう 君は「助けて」と言わないけれど
水槽の中、溺れる僕を 君は笑って「さよなら」と言い
水葬の中、生き残る僕 餌をねだって尾を振ればいい