(1)
しづかな夜 ：
作詞/628スレ90-91 ：
628_90-91
声が許されるなら 誰かの名前を呼ぶだろう
それが誰かと分かるまで 誰かの名前を呼ぶだろう
明かりの差さない窓辺にて 千切れた手足を広げて
綻ぶ笑顔の剣先は 容赦なく新しい傷口を創った
サンタクロースが死んだ夜みたいだった
僕が願った誰かへの愛が粉々になった
救われない透明度の決してない瓶の底に沈んだ
ただ幻の中では笑っていた君よ
全てが瓦礫の渦に攫われたように
この心臓が鳴り止まない鳴り止まないんだ
儚い歌声がこの場所に響いても
それはなに？ それが僕の腹を満たしてくれるの？
暗がり、孤独、待ちぼうけ 行方知らずの虫達を噛む
見えないフリで誤魔化した 痛い痛いと微かに泣いていた
サンタクロースが死んだ夜みたいだった
僕が願った誰かへの愛が粉々になった
描き終えた絵画の中で静かに死んだ子猫のように
足りない何処かを冷たい雨に浸して
祈りを何度も繰り返し繰り返して
歩き出せる？ 歩こうと決めた道がそこに見つからなくても
約束を交わしてまたここで逢おうねって
届かなかった 届かなかったんだよ
全てが瓦礫の渦に攫われたように
この心臓が鳴り止まない鳴り止まないんだ
儚い歌声がこの場所に響いても
君はまだ目を覚ましてくれない