(1)
イトスギの国 :
作詞/カリバネム :
568_105
この世ですべてを痛がって トゲとバリに満ち溢れ
宇宙へ旅する船を 本気の目で待っていた
クラクラ強がり詰め込んで 星が見えて消えるまで
シュトレンの壁を一人 まともな気で掘っていた
向こう側 声を聞いたなら
たとえ闇が深くても
君のお腹へと逃げ込んで そこで王国を見た
まだぬくもりが残ってる 甘い風が揺れていた
ブルショット凍る雨の中 埃の中を見つめる
小さな歴史の傷を 右手首に感じてる
遠くから やがて近くへと
哀れな灯を待つ木陰
君のお腹へと逃げ込んで そこで王国を見た
まだぬくもりが残ってる 甘い風が揺れていた
僕も似た様な道を行く
君に化かされて死んで行く
ハガネの枕とまた一つ イトスギを植えて死んで行く
君のお腹へと逃げ込んで そこで王国を見た
まだぬくもりが残ってる 甘い風が揺れていた
街路樹も消えてなくなった 僕は王国を見た
まだぬくもりが残ってる 甘い風が揺れていた