(1)
からりころり :
作詞/無楽 :
471_37
今が昔の手を引いて
昔が今の袖引いて
ふと想う あの色が
人それぞれの幼きに
落ちて舞い 降りて散る
繰り返しに恋するを
夢まぼろしと諦めて
枯れ木見上げて 待つものは
今が昔の手を引いて からりころりとやってくる
おいで 抱きしめ叫ぶのは ただ懐かしい あの名前
ふと願う あの音に
溺れ目を閉じまどろんで
ひと夜から ふた夜へと
やさしげに歩くのを
夢まぼろしと突き放し
耳をすまして 待つものは
昔が今の袖引いて ころりからりと去ってゆく
またね 振る手に返すのは ただ泣くことの繰り返し
からりころりとやってくる
ころりからりと去ってゆく