(1)
心奥四辻ヶ丘一丁目 :
作詞/無楽 :
466_155
とどまり堕ちる 闇の中
ここに楽あり 休めば奈落
終わらぬ春は ないと気づいて
華が咲けば歩を止めて 善しに悪しきの楽がある
休めば諭す 春の有限 そんな暇などないことを
華も咲けない 水の中
ここに楽なし 沈めば地獄
冬のままでは 生きていけない
紅が落ちて歩を休め 善しに悪しきの楽がある
歩けば諭す 秋の有限 心なくした行く末を
あなたの前に 一献注ぐ
飲み干し泣き伏し まどろんで
うたかたの安らぎを どうか
眠るあなた 照らす火に 閉じた瞼の奥で舞う
蝶か華かと想いをはせる 頬に滴の跡 光る
心の奥 四辻の向こう 灯篭揺れる庵で
あなた流した涙と同じ 数の酔い たずさえて
扉を開ける モノがあり