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深海人魚 :
作詞/マルミユ :
454_175
木漏れ日を知らない海の中で 真珠の髪が揺れる
あたたかな珊瑚と鮮やかな魚 きみの肌を照らす
なめらかな色に照らされた頬 少し赤みがかった
きれいだね きれいだね あいしてる あいしてる
海の底へと落ちていくビンを 拾い集めて家を作る
誰かの言葉 誰かのこころ 誰かの叫び 誰かのいのち
ひらひらと波間に舞う 泳いでいく
海の底へと落ちていく
深海の暗い未来も 南国の美しい過去も
一瞬であぶくになって消えるよ
人は海を捨てた 泳ぐにはあまりにも重すぎる
それでも言葉が欲しいのかい?
あいしてる あいしてる きれいだね きれいだね
なめらかな白に汚された今日 少し顔見たかった
あたたかな珊瑚の艶やかな刀 きみの肌をさらす
この先を知らない海のそこで 真珠の髪が揺れる