(1)
鬼遊び :
作詞/無楽 :
430_123
空の高いこの季節 色の多いこの夜に
心氷らせ隠すのは ススキ向こうの鬼遊び
夕暮れの香に押されては
高いところに逃げてゆく
届くはずない思い出に
手を伸ばした高鬼は
丑三つ時のコオロギに
姿変わるを泣くのかな
聞くに耐えない切なさに
鬼さんこちら 手のなるほうへ
一度温もり覚えたら 二度とできない氷鬼
色の多さに惑わされ
染めて染められ糸の赤
手繰る詮無い想いにも
手を伸ばした色鬼は
大魔ヶ時の灯篭に
明かりともるを知るのかな
見るに耐えない儚さに
鬼さんこちら 手のなるほうへ
一度誰かと歩んだら 二度とできない隠れ鬼
あの子想えば氷鬼
あの日逃げてば隠れ鬼