(1)
千秋 :
作詞/無楽 :
428_159
苦し悲しのさなかにて 赤に黄色の君に問う
何故春を選ばない 千と連なる華の中
誰を待つ身のうれしさに まどい選ぶ事もなく
千の紅 まとったあなた
何故夏を選ばない 千の花火に照らされて
誰を呼ぶ背の明るさに きびす返す事もなく
千のススキに身をおく私
悲しかろう つらかろう
こんなまるい月の下
苦しかろう 切なかろう
こんな色濃い時の中
こんな季節 並べれば
忘れられるはずもなく
誰を待つの 一日を
千の秋と例えては
悲しかろう つらかろう
こんな鋭い 赤の下
苦しかろう 切なかろう
こんな細い 虫の声
こんな綺麗な 色の下