(1)
左側に回る時計 :
作詞/にんぢん :
424_112
折れて転がるシャーペンの芯
旅をするには短すぎて
見守られることもなく 一人で転がる 教室の隅
進みだしたスゴロクのコマ
歩く世界は小さすぎて
自分で決める事もなく 一人で進む テーブルの上
判断するのが苦手な自分 成り行き任せで ここまで来た
始まったのは小さなサーカス 吹く風任せで この町に来た
転がったシャーペンの芯は 誰も追いかけない
追いかけるのは 得意でも
進んでくスゴロクは世界は 誰もやめなくて
やめるのだけは 駄目なルールー
風に乗るのは 紙飛行機で
後から風船追ってきた
競争をする事も無く 二匹で漂う青空の隅
風船が追うのを止めると
紙飛行機は 一人ぼっち
振り返らずに 風に乗る
時間が経つのが ゆっくりな星 時計の針は止まったまま
戻ればいいのに 時計の針は 壊れる前に 戻ればいい