(1)
君の声と虫の夢 :
作詞/カリバネム :
417_298
夜が明けてく幻で くらくらしては笑ったり
不意に化かして 君の声
それは すすけた僕の夢
やましいことも徒然と あるにはあるが 今はただ
消えないでいて 誰も皆
それは すすけた僕の夢
おかしなふりも 可愛いふりも
触らずにいて どうか まだ
君のそばでは 今も裸の
遠くを見る目でいたい
嫌な事とか 一つづつ 並べた部屋を 出て行くよ
明日 どこかで泣いていた
それは すすけた僕の夢
儚いだけの 波に埋もれて
全て忘れず なぜか まだ
描けないもの 抱えたままの
眠らぬ羽虫のように
おかしなふりも 可愛いふりも
触らずにいて どうか まだ
空にはどうせ 届かぬままの
眠らぬ羽虫のように
君のそばでは 死にかけでいい
遠くを見る目でいたい