(1)
備忘 :
作詞/無楽 :
417_204
その美貌 忘れがたく
胸にしたたむ 備忘録
いまに数えて 一枚二枚
重ねの末に 四季が泣く
一日たりと 忘れがたく
目次めくって 思い返せば
春夏秋の 胡蝶の舞い
冬の章は 雪の白紙
書いて刻めば 忘れられない
だからやめて 書くのをやめて
それはもう 想いではない
忘れたくとも 書きつづるのは
この手この指 この心
美貌が故の 備忘の録を
筆をおいて 書くのをやめて
それはもう 想いではない
腕を落として 心捨てても
口で筆を くわえて書くの
未練という 備忘録